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建通新聞社(中部)
2017/06/05

【三重】南伊勢町 新町立南伊勢病院建築 ECI方式でプロポ

  南伊勢町は、「新町立南伊勢病院建築工事」の優先交渉権者選定をECI方式(優先交渉権者技術協力方式)による公募型プロポーザルで選定するため、実施要領を6月5日に公告する。
 事業名は、「新町立南伊勢病院建築工事実施設計協力事業」。移転新築に当たってECI方式を採用し、施工業者が設計事務所と協力して実施設計を行い、建設コスト縮減を図る。
 参加資格のうち、参加形態は単独事業所。資格は南伊勢町建設工事入札参加資格を有し、三重県内に事業所がある建築一式の特定建設許可業者で、経審の建築の総合評定値が1100点以上であること。施工実績の条件あり。また、一級建築士ならびに一級建築施工管理技士の資格者を有し、専任の監理技術者および現場代理人は医療施設の建築に携わった経験を有すること―など。
 参加表明書などの提出締め切りは6月12日で、8月10日までに技術提案書・VE提案書の提出、8月26日にプレゼンテーション・ヒアリングおよび審査、8月29日に結果通知、9月上旬に基本協定書締結としている。
 施設規模は、鉄骨造、コンクリート充填(じゅうてん)鋼管構造柱(CFT)で、3階建て延べ約3821平方b。施設機能は一般病床50床(うち地域包括ケア病床10床)。なお、併せて会議棟の建設工事を計画しており、病院本体工事とは別途で発注する。発注時期は病院本体工事の発注後から4〜5カ月を想定している。会議棟の規模は鉄骨造平屋約450平方bで工期は約7カ月。会議棟建築工事の総合管理については当該事業費内で病院建設を担う者が担当する。
 建設予定地については、現在用地買収を進めている段階で間もなく完了となる見通し。その後6〜7月ごろに造成工事を発注したい考え。造成工事は2017年度中の完了を目指す。
 また、地元企業の受注機会を確保するために土工事、外構工事、浄化槽工事の三つの工事とコンクリート、鉄骨の材料については実施設計完了後、同町が町指定業者に別途発注する。なお、別途工事についても本体工事の一環であるため、総合管理については当該事業費内で病院建設を担う者が担当する。
 実施設計の工期は9月28日〜18年3月23日で工期は18年7月〜19年6月までを予定している。概算総事業費は16億円。設計は内藤建築事務所名古屋事務所(名古屋市中区)が担当。
 建設地は船越地内。敷地面積は約7110平方b。
 事務局は管財営繕課新病院建設係(町立南伊勢病院内) 電話0599(66)0011。

提供:建通新聞社