静岡市は5日、「静岡・清水都心地区魅力空間創出方針検討業務」を公募型プロポーザル方式で公告する。6月20日までに企画提案書を提出、内部審査後の7月12日に決定、見積もりを経て7月25日の契約を目指す。
「商都静岡」と「港町清水」の中心市街地活性化へ向けて、2016年3月15日に基本計画を策定、活性化対象エリアを定めた。今回は、同エリア内にある道路や公園、広場などをピックアップ、グルーピングして分析、魅力空間創出方針の検討、類型別魅力空間創出実現化手法の検討、主要地区におけるケーススタディー、「都心地区魅力空間創出方針」の作成を行う。
今後、順調に進めば18年度には、先導的改良箇所の利用実態調査、課題整理、改良計画・具現化方策の検討を行い、協議会の発足も予定している。これを基に、19年度以降に、必要に応じてハード整備に入る一方、協議会を継続しながら社会実験や利用実態調査、事業実施に向けた効果検証、課題整理などを行っていく。ハード面では、モール化やプロムナード化、その他の整備も視野に入れる。
静岡都心地区は、南幹線以北の静岡駅南口地域から、西はつつじ通り、北は駿府公園整備、浅間神社、西側は七間町一帯を含む240fで、長谷通り、浅間通り、呉服町通り、七間町通り、青葉通り、常磐公園、駅前広場や地下広場などがある。
清水都心地区は、日の出ふ頭からJR清水駅、静岡鉄道新清水駅まで、西は巴川を含む130fのエリア。駅前銀座アーケード、銀座商店街、エスパルス通り、島崎町公園、マリンパーク、駅前広場、ドリームプラザやふ頭などがある。
中心市街地活性化基本計画では、計画期間16〜20年度までに、国庫補助に基づき、さまざまな事業を推進していく。
提供:建通新聞社
(2017/6/5)
建通新聞社 静岡支社