且ュ児島銀行(上村基宏頭取)の新本店ビル(仮称)新築が大林組・前田組・渡辺組・新生組JVで本格着工した。金生町ビルがS一部SRC・RC造地上13階地下1階建約2万1835u。泉町ビルはS造8階、塔屋2階建8862u。2019年12月27日の竣工を目指す。設計・監理は、石本建築事務所・東条設計・武元順壱アトリエサンクJVが担当。1日、起工式が鹿児島市の現地で行われた=写真=。
旧施設の老朽化や大規模災害発生時の安全性向上などの観点から建て替えるもので、併せて同市内に分散している本部機能等を集約。また、観光の場としての機能も備えた。「大樹」をイメージした設計コンセプトとし、金生町ビルには、銀行店舗や商業施設など、泉町ビルは事務所のほか、集会場や商業施設や飲食店などが入る。
起工式には、約50人の関係者が出席。上村頭取が刈り初め、叶ホ本建築事務所の長尾昌高社長が穿ち初め、椛蝸ム組の大林剛郎会長が杭打ちを行った。
上村頭取は「産業・経済の発展につながる地域のランドマークとなることを期待したい」と抱負を述べた上で、商業施設は「鹿児島・宮崎・熊本の特長ある店舗を考えている」と話した。また、施工者に対しては「安全≠ノ尽きる」と工期中の無事故等を呼び掛けた。