建通新聞社
2017/06/02
【大阪】大阪国道 住吉橋架替/交通安全等新規着手
国土交通省大阪国道事務所は2017年度、国道26号住吉橋の架け替えに新たに着手する他、電線共同溝9区間の整備を継続、交通事故重点対策・交通安全施設等整備4カ所に新規着手する計画だ。昨年度発注した国道2号淀川大橋修繕については、8月から現場の交通規制に入り、着工する予定。
住吉橋の架け替えは事業費5000万円を投じ、ボーリング調査や測量を行う。予算にめどが付けば詳細設計までまとめたいとしている。同橋梁は1931年に架設し、その後、2度にわたり拡幅。老朽化が進み、耐震性に問題があるため、架け替えにより耐震化を図る。
電線共同溝整備は、国道1号の城東、都島、国道25号の八尾志紀、国道26号の大和川北、国道163号の門真速見、国道171号の八丁綴、今宮、稲牧落、国道163号の庄内三国の9区間を予定。このうち、門真速見は門真市殿島町〜新橋町間延長300bを対象に工事を進める他、調査設計、引き込み連携管路工事、連携設備工事を予定する。
交通事故重点対策・交通安全施設等整備の新規4カ所では、国道1号枚方市出屋敷元町地区歩道、国道26号泉南市信達牧野地区歩道整備の2カ所で詳細設計、同荒木町交差点改良で調査設計、同泉佐野市鶴原地区歩道整備で既設構造物(歩道橋)の撤去に入る。
この他、御堂筋共同溝は3年前に本体工事が完成しており、本年度は、工事用搬入口として使用した立坑の仕上げ(復旧)工事と付帯設備工事(機械、電気)を行う。立坑の仕上げに当たっては、復旧後の上面利用について、大阪市と連携し、有識者の意見などを踏まえ、町のにぎわいにつながる活用方法を検討していく。