浜松市は、浜松斎場(中区)と浜北斎場(浜北区)、雄踏斎場(西区)再編計画の一環として浜松斎場の再整備を計画しており、再整備施設計画作成と民間活力導入検討を6〜7月ごろ、周辺環境影響調査を7〜9月ごろに委託する予定だ。
業務内容は、再整備施設計画の作成とPFI方式などさまざまな民間活力の導入に向けた検討資料作成の他、再整備に伴う大気や騒音、振動、悪臭などの周辺環境影響調査。いずれも2018年3月納期で進める。
再編計画ではこの他、浜北斎場のデザインビルド(DB)方式導入を見据えた基本設計と要求水準書作成を竹下一級建築士事務所(浜松市南区)で進める他、整備区域の希少動物などを調べる環境影響調査を計画。
雄踏斎場では、環境影響調査を実施するとともに、市が示している整備予定地2カ所から整備地を選定するため、敷地面積、地形などの測量を行う。整備地は地元と調整しながら17〜18年度に決める予定でいる。浜北・雄踏斎場の環境影響調査、雄踏斎場の測量業務は入札手続き中で、近く落札者を決め契約を結ぶ予定。
市は、15年12月に斎場の再編・整備方針を見直し、廃止を検討していた浜松斎場(中区)の存続と縮小再整備を決めた。市内最大規模の浜松斎場の存続により、浜北斎場と雄踏斎場の拡張計画は規模を縮小して進めることにした。浜松斎場は、火葬炉数を既存の14基から8基に縮小再整備し、26年度の供用開始を目指す。浜北斎場は火葬炉数を4基から9基とし、21年度の供用開始を予定。雄踏斎場は、火葬炉数を既存の3基から7基に拡張再整備する方針でいる。
提供:建通新聞社
(2017/6/2)
建通新聞社 静岡支社