トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2017/06/02

【愛知】岡崎市 駅南中央公園新設へ基本設計開始

 岡崎市は、JR岡崎駅南に新設する「駅南中央公園」の基本設計を開始した。2016年度に策定した基本計画を受けたもので、中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に業務を委託。計画の具体化を図り、設計工期の8月末までにまとめる。市では基本設計を精査した上で、実施設計に着手する考え。18年度に予定する第1期工事に向け準備を進める方針だ。
 新公園は、針崎町地内の占部川沿いの敷地約2fに、「健康と防災」をキーワードに新たな近隣公園として整備する。同敷地東側では隣接して、組合施行の駅南土地区画整理事業が展開されており、同事業の進捗とともに整合を図る。
 同公園では、一般遊具の他、健康遊具を設置する。同土地区画整理事業地内に大学病院の建設を計画している藤田学園が健康遊具の監修を担当。合わせて、健康遊具を活用した健康講座の開催などについても協議、検討していく予定だ。
 また、同公園は災害発生などの有事の際に、一時的な避難場所として位置付ける。近隣の避難場所の設置状況や防災関連施設の内容などを踏まえ、必要な防災機能などについて検討。公園内には緊急輸送に対応するヘリポート兼用芝生広場を整備する他、防災対応のシェルターを設置するなど地域の防災力強化を図る。
 整備方針によると、面積約1・2fを占める多目的広場を中心に、北部に児童エリア、森林エリア、バスケットコートなど、南部には水辺エリア、幼児エリア、健康エリアを配置する。遊具は、多目的広場内に複合遊具を設置する他、児童エリアには築山からローラー滑り台とターザンロープを整備。健康エリアには健康遊具を設置する。
 多目的広場は、ヘリポート兼用の芝生広場と土の広場で構成。周囲には1周約400bのジョギングコースを整備する。水辺エリアには、噴水やせせらぎを設ける。
 同市では今後、17年度の実施設計を経て、18年度に第1期工事、19年度に第2期工事を進める計画。20年度4月の供用開始を目指す。概算の整備費は約3億2000万円を見込む。

提供:建通新聞社