京都市保健福祉局は、地域リハビリテーション推進センター(旧身体障害者リハビリセンター)、こころの健康増進センター、児童福祉センターの3施設の合築による一体化整備に向け、29年度は基本計画をまとめる。その中でPFI事業導入の適否を検討する。
3センターの一体化施設は中京区壬生東高田町1−20他に計画。敷地面積は現・京都市衛生環境研究所(市衛環研)4380uと元こころの健康増進センター跡地1590uを合わせた計5970u。建ぺい率60%、容積率200%。高さ制限は20m。29年3月に策定の基本構想では、容積率から理論上の建設可能面積は約1万2000uと見込む。
当該敷地は京都市高度医療・保健衛生福祉地区地区計画の区域内。京都市の高度医療、政策医療の拠点である京都市立病院の北側に位置し、京都市地域医療学際研究所がくさい病院との連携が期待できることから一体化施設の用地として選定した。
29年度当初予算に800万円の事業費を確保。基本計画をとりまとめる。
保健福祉局は5月30日付で「地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センター及び児童福祉センターの施設一体化整備基本計画策定業務委託」について、公募型プロポーザルで公告した。
業務内容は@建設予定地の条件整理及び現況調査A施設内容及び施設規模の検討B施設合築化に関する提案C新施設に必要な基本的性能の整理(環境配慮、コスト面、ユニバーサルデザインの検討等)D整備スケジュール及び概算事業費の算出E事業手法の検討(PFI事業導入の適否の検討など)。
プロポの参加資格は▽過去10年間における自社実績として、国、都道府県、政令指定都市、中核市、その他地方公共団体(27年国勢調査において人口5万人以上の自治体に限る)における施設整備に係る基本構想又は基本計画又は基本設計の策定の業務実績を有するなど。
履行期間は30年3月31日まで(29年12月中旬までに中間報告を行い、30年1月中旬までに基本計画案をまとめる)。
参加表明書は6月5日に締め切る。建設予定地見学会は6月6日に開催。企画提案書は6月20日に締め切る。企画提案・プレゼンテーションは6月27日の予定。選定結果は6月30日に通知する予定。
委託金額の上限額は800万円(税込)。
プロポの担当は京都市保健福祉局障害保健福祉推進室(рO75−222−4161)。
現在の地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センター(中京区壬生仙念町30)は延8310・0u(昭和52年築)、児童福祉センター(上京区竹屋町通千本東入主税町910−25他)は合計延6462・5u(管理棟が昭和6年築、本館が昭和56年築、第一別館が昭和58年築、第二別館が昭和40年築)。