東京都財務局は、府中高校改築に伴う基本設計の委託先をプロポーザル方式で選定する。7月中旬に手続きを開始して10月ごろ業務を委託、2017〜18年度で新校舎整備の概要を固めて実施設計作業に移行。19年度末までに取りまとめた上で、20年度に新校舎の建設に着手する考えだ。
府中高校(府中市栄町3ノ3ノ1、敷地面積3万0769平方b)には、鉄筋コンクリート造3階建ての▽北校舎(延べ床面積3321平方b、1962年建設)▽南校舎(1550平方b、64年建設)▽東校舎(1119平方b、69年建設)▽西校舎(1388平方b、80年建設)―の4校舎がある。この他に87年完成の体育館(延べ床面積1388平方b)と武道場(1667平方b)、69年完成の生徒部室(240平方b)、99年完成の増築棟(795平方b)などを配置している。
増築棟以外の建物や設備が老朽化していることに加え、生徒数の増加が見込まれるため、現在の21学級を24学級に増やす前提の下、老朽化した既存校舎を建て替え、体育館・武道場を改修する。
グラウンド部分に建設する新校舎は部室棟を含め延べ床面積約9500平方bの規模を想定。基本設計作業の中で最適な建物配置や構造、規模、施工手順などを固めていく。
19年度末までに実施設計を完了させ、20年度に新校舎の建設に着手。22年度までの3カ年で施工し、23年度にグラウンド整備を行った後、24年度に体育館・武道場を改修する計画だ。
提供:建通新聞社