協同組合福井県建築設計監理協会(木村憲一理事長)の17年度通常総会は5月30日に開催され、任期満了に伴う役員改選で木村理事長ほか全役員を再任し、16年度の事業報告・決算などを審議了承した。木村理事長は挨拶中、16年度の受注成果として小浜警察署などを挙げ「今後は官公需適格組合の特性に対する理解を一層広げ、引き続きプロポーザルコンペなど提案型の受注活動を強化したい」と意欲的に抱負を語った。
17年度も継続し新規設計業務の受注活動を展開しながら組合員事務所の経営安定に努め、安全で機能性に優れた健康的で美しい建築を作り、福井の地域文化の向上と持続可能な社会の実現を推進していく方針。再任役員は▽副会長 松山憲雄(環境システム設計)▽専務理事 瀬戸川信之(アーキズム建築設計事務所)など。大澤設計事務所(大澤宏輝代表)の新入会も報告された。会場は福井市中央1丁目のユアーズホテルフクイで。
引き続き建築専門技術集団で全国的にも稀で貴重な存在意義を有する同設監協・共生会(吉田勝二代表世話人)の17年度通常総会も開かれた。吉田代表は優れた建造物とは卓越した設計力と専門工事職人の施工力さらにゼネコンの管理能力も合わせた三位一体が成ってはじめて実現すると強調し「今年度は特に法定福利費が工事原価である深い理解とともに登録基幹技能者など高有資格技能者の現場参入の条件化も図面上に明示したい」などと一層の理解と協力を求めて挨拶した。