建通新聞社
2017/05/31
【大阪】住之江工場更新 DBOで9月公告
大阪市・八尾市・松原市環境施設組合は、住之江ごみ焼却工場の更新事業で、民間事業者が設計・建設・運営を行う「DBO方式」を導入するため、事業実施方針を公表した。9月上旬に一般競争入札を公告し、2018年3月下旬に事業者を決定する予定だ。
入札へは、単体または、複数の企業で構成するグループで参加する。応募要件に関しては、▽設計(建築・プラント)▽建設工事(同)▽運営―について、それぞれ設定している。
設計に当たる企業の応募要件は、▽一級建築士事務所の登録(建築)▽ボイラータービン式発電設備がある施設の設計実績(プラント)―など。
建設に当たる企業の応募要件は、▽建築一式工事の総合評定値が1100点以上(建築)▽契約締結の営業所が大阪市内(同)▽清掃施設工事の総合評定値が1100点以上(プラント)▽ボイラータービン式発電設備がある施設の施工実績(同)―など。
運営企業の参加要件は、一般廃棄物を対象とし、ボイラータービン式発電設備があるストーカ炉(2炉構成以上)の運転管理実績があることなど。
住之江工場は、新なにわ筋の近くで木津川左岸に接し、西成区と住之江区の区境(大阪市住之江区北加賀屋4ノ1ノ26)に位置する。現在の建物を一部流用し、内部の設備のみを更新する計画。
現行のごみ処理能力は日量520d。更新では400d程度(日量200d×2炉)にサイズダウンする。既存施設の屋根を取り払い、プラント設備を入れ替える方法をとる。