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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/05/30

【山梨】甲府河川国道の17年度河川事業

 国土交通省甲府河川国道事務所は、2017年度の河川事業概要を発表した。17年度の河川事業費は12億2200万円(維持修繕費や諸経費除く)で、16年度当初とほぼ同額。富士川河川改修には7億3300万円を計上し、身延町の切石・手打沢地区で排水樋管の整備、築堤、用地取得を実施する。
 改修ではそのほか、楠穂・岩間地区(富士川町)で堤防裏法尻補強工事を実施する。
 木島地区河川防災ステーション(静岡県富士市)では、資材備蓄ヤードの護岸整備を行う。17年度事業費は約1億8000万円、
 富士川総合水系環境整備事業では、増穂U期地区(富士川町)で腹付 土などを整備する。17年度事業費は約3000万円。笛吹石和地区(笛吹市)では親水護岸の整備(鵜飼橋から上流L300m)に着手する。17年度事業費は2億2000万円。
 富士川の河川工作物関連応急対策では、柏排水機場(甲府市下曽根町)で1号主原動機および1号自家発電設備の冷却系統改造工事(ラジエーター方式に更新)を実施する。柏排水機場の形式は立軸斜流ポンプで、主ポンプ5立方m/s×2台、自家発電設備2台。17年度事業費は約2億4500万円。
 富士川水系に設置した簡易水位計(52カ所)では、インターネットによる情報提供などを行う。
 なお、関東地方整備局が県に通知した17年度直轄河川事業計画によると、手打沢地区で樋管(1基)の用地取得(A0・1h)などを計画。増穂U期地区では水辺整備、管理用通路(L500m)、笛吹石和地区では水辺整備、親水護岸工(L300m)などを計画している。
 関東地方整備局の年度当初の発注計画によると、「H29手打沢樋管新設工事」は第2四半期に入札の予定。また、「H29川中島環境護岸工事」も第2四半期に発注する。