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建設新聞社(長崎)
2017/05/30

【長崎】諫早駅周辺整備 再開発ビルU棟 本年度に実施設計

特定建築者制度を導入
  諫早市が近く公募
諫早駅周辺整備事業のうち再開発ビルU棟に関して諫早市は、特定建築者制度を導入する方針を固めた。早ければ5月中にも公募を開始し、9月ごろ同制度にかかる事業者を決定する運びで、設計と施工を任せる。市建設部駅周辺再開発課によると、初年度の2017年度に実施設計を行い、18―20年度にかけ建築工事に着手。21年度の工事完成を予定している。諫早駅周辺整備_再開発ビル計画_イメージ

   RC造とS造の2棟 来年度に本工事着手
 市が計画している再開発ビルU棟は、マンション棟と駐車場棟のそれぞれ独立した2棟で構成している(=イメージ図参照)。このうちマンション棟(U―1棟)は、鉄筋コンクリート造地上16階建て。駐車場棟(U―2棟)は鉄骨造地上6階建てが予定されており、利用者が雨に濡れないよう両棟を通路で結ぶ計画となっている。
 再開発ビルU棟全体の建築敷地面積は3725平方b。建築面積は2550平方bで建ぺい率68・5%。延べ床面積は1万7707平方b、容積率346・5%となる見通しだ。
 マンション棟は1階が商業床で、2階から最上階の16階までマンション90戸が入る予定。駐車場棟は1階が商業床で、そのほかは190台収容可能の立体駐車場となる計画だ。諫早駅周辺整備_再開発ビル計画立面図
 「特定建築者制度」とは、市街地再開発事業において、整備する再開発ビルを施行者に成り代わり建築させることができる制度。この制度により、民間資金やノウハウを積極的に活用することができる。施設建築物の建築費用の調達および特定施設建築物の設計等に関する負担が軽減されるなどのメリットがある。






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