一般社団法人福井県電業協会は29日、福井市御幸の県建設会館で第6回定時総会を開催し、16年度収支決算の審議や、17年度事業計画などの報告を行った。役員改選では伊藤仁一郎会長の再任を決めている。
伊藤会長は冒頭「今年も工業高校へ電気工事業と入職をアピールするほか、県に対しても、専門工事業の一層の発注を呼びかけていきたい。協会も一般社団法人となり6年目。更なる事業規模拡大と会員増強、若手技術者育成などに取り組んでいく」などと述べた。
事業計画として、社会貢献事業で引き続き銅資源を回収し、売却代金の寄附を行うほか、県や近畿6電業協会間で締結する防災協定に基づき、災害時の即応的な支援体制などの整備に取り組む。
人材育成事業では、若年者の入職促進として、パンフレット配布や、工業学科を有する高校との意見交換会を開催。また、研修や資格修得を推進するほか、先進施設などの視察も実施する。
その他、安全大会の開催、ホームページの運営、調査研究、日本電設工業協会事業への参加、公共発注機関との意見交換会、県内関係団体との交流、新年賀詞交換会、スポーツ・レクリエーション事業などを展開する。