九州地方整備局川内川河川事務所(坂元浩二所長)は、川内市街部改修事業を進めている。2017年度からは、天辰第二地区に薩摩川内市の土地区画整理事業と連携して進めるほか、大小路地区では引堤事業に伴い、肥薩おれんじ鉄道の川内川橋改築に着手する。
天辰第二地区の場所は、同市が現在施行中の天辰第一地区土地区画整理事業施行区域の隣接地。減歩で得られた公共用地により、都市計画道路向田天辰線などを整備するため、土地区画整理事業との連携を図りながら整備を進める。引堤の延長は約1.3kmが見込まれる。
大小路地区の延長は約1.5km。引堤幅は平均約35m、最大約60m。10年度から用地買収に入り、14年11月から工事に着手した。17年度は、築堤300m、旧橋撤去200mなどを予定し、19年度の完了を目指す。
鉄道橋の整備で、橋梁継足は既設橋脚1基(P4)を補強するほか、護岸を一部掘削し、既設橋脚・橋台を撤去。架け替え延長は約75mで、継ぎ足し延長は約40m。そのため、橋台1基(A2)を新設する。
関連する都市計画道路3・5・25号中郷五代線の延長は約1.2km。一部が供用済みとなっている。施行期間は19年度まで。