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　建設業労働災害防止協会石川支部金沢分会（橋本和雄分会長）の１７年度通常総会は２５日、金沢市の石川県建設総合センターで開き、今年度の事業計画案を承認した。
　総会には委任状含め１５４名が出席。冒頭、橋本分会長が「昨年は、休業４日以上の死傷災害が１１８件あったが、統計を取ってからこれまでで最も少ない数字だった。これは皆様の安全管理の賜物だ。この数字を本年度もできる限り少なくするよう努力しなければならない。また、平成３４年に建災防の全国建設業労働災害防止大会が金沢で開催されることが内定した。そういった意味で石川支部と各分会が一つになって成功裏に収めるためにも会員企業の尽力を賜りたい」とあいさつした。この後議事に移り、１６年度事業報告および収支決算、１７年度事業計画案および収支予算案の２議案について審議し、承認した。
　このうち、今年度の事業計画では、▽店社および作業所の安全衛生管理体制を確立し、統括安全衛生管理を徹底する。店社による作業所への指導・支援体制の確立を図る▽工事計画段階における事前審査と安全性の確保を図る。リスクアセスメントに基づくリスク低減措置を施工計画、作業計画、作業手順等に反映させる▽労働安全衛生規則の一部改正と「足場からの墜落・転落災害防止総合対策推進要綱」に基づく対策の推進―などを重点事項として掲げた。
　この後、今年度の安全衛生表彰が行われたほか、来賓の池田成夫金沢労働基準監督署長が祝辞を述べた。
　安全衛生表彰者は次の方々。
【優良賞】　熊谷・植木組共同企業体（関口秀治）医王病院作業所　清水建設北陸支店（影山祐二）金工大夢考房新築工事　第一電機工業（浜下昌之）河北潟地区太陽光発電施設整備工事　日本海建設（松栄良明）金沢港防波堤消波工事　真柄建設（西村章）金沢外側環状道路海側幹線４期浅野川橋梁山側Ｐ７橋脚工
【功労賞】　赤坂明（日本海建設）　岩切富明（本田工務店）　津田幸大（兼六建設）