日本工業経済新聞社(茨城)
2017/05/23
【茨城】ロボッツが水戸南町に賑わい拠点整備
活城ロボッツ・スポーツエンターテイメント(山谷拓志代表取締役社長)が事業主体となり、水戸市南町内にある南町自由広場を活用してスポーツと食が楽しめる「まちなか・スポーツ・にぎわい広場(通称M−SPО)」を整備する。今月から敷地内の基礎工事や駐車場工事に取り掛かり、8月にも駐車場とカフェを9月にもアリーナなどのオープンを予定している。概算事業費はアリーナなどで1億円、カフェで5000万円を試算する。運営期間は、本年5月から5年間を見込む。施工業者について、見積もり合わせにより決定する。
19日には、山谷社長をはじめ、協力企業・団体となる水戸市の高橋靖市長や水戸ど真ん中再生プロジェクトの堀義人座長、潟oルニバービの佐藤裕久代表取締役社長、B.LEAGUEの大河内正明チェアマンが出席し、事業概要説明の記者会見を開いた。
計画によると、住友不動産鰍ェ所有する南町3−111−1、113−1の一部、119の一部地内の敷地面積5740・10uに、バスケットコート1面のアリーナやカフェ、スタジオ、ラウンジのほかロッカー・シャワー室、トイレ、駐車場などを整備する。
このうち、アリーナの延床はバスケットコート1面に外周約2mを加えた規模とし、テント式で床材にはプラスチックまたはゴム製を想定。カフェなどについては外国からの大型トレーラーをキッチンカーに改造し利用する方針だ。
コンセプトには、子ども・若者・女性・シニアが集まる場所、アリーナとカフェを中心としてスポーツを食が楽しめる場所、この場所の賑わいが周辺エリアに伝播する場所などを掲げる。今後5年後に住友不動産で計画されている再開発が始まるまでの5カ年とし、近く、所有者と貸付に係る契約を締結する見通し。
当日の会見ではこれまでの経緯を堀座長が、事業概要を説明を山谷代表取締役などが説明。高橋靖市長は「市内の真ん中に空き地があることは長年の懸案事項だった。市として積極的に協力していく」と述べ、同用地を会場にして開かれた行事でトイレ不足などの苦情も寄せられていたため、6月議会に上程する市補正予算安にトイレの設置費用を計上する考えを示した。