安田町は、設備の老朽化、スペースの狭隘(きょうあい)に加え、耐震基準を満たしていないことから地震での震動、衝撃で倒壊、崩壊する危険性などの理由から検討していた新庁舎建設について、基本計画をまとめた。
今後、基本計画を基に財政面などの検討、調整しながら6月ごろには試験ボーリングを発注。業者選定についてはプロポーザル方式による設計・施工での選定を考えており、早ければ9〜10月にも公告する。
新庁舎は現庁舎の北側背後地約3000平方bを庁舎敷地と想定し、現庁舎の敷地3000平方bを駐車場にする。規模は議員数、職員数などから割り出した執務室や防災拠点施設としての面積、金融機関として郵便局、農協の窓口業務の導入を検討しており、延べ約3000平方bとしている。事業費は約16億円を見込んでおり、今後、必要な機能などを精査し建設規模を確定する。
工期短縮による早期完成を目指しての設計・施工を考えているが詳細については今後詰めていく。本年度、プロポーザルによる業者選定を行い、18年度に設計をまとめ、19〜20年度に建設する。
現庁舎は1971年に完成。南海地震などの災害発生時の防災拠点としての役割や多用化するニーズなどに対応できる機能を備えた庁舎建設を目指す。
提供:建通新聞社