日本工業経済新聞社(山梨)
2017/05/26
【山梨】延べ2000u以内で 笛吹市の石和学校給食センター厨房設計プロポ
笛吹市は、石和地区5小学校の給食を賄う給食センター厨房設計業者を、公募型のプロポーザルにより選定するとして、このほど実施要領を明らかにした。施設は延べ2000u以内で、日最大1600食を想定。本年度の建物設計、建設着手を目指し、2019年度2学期からの供用に向けて事業を進める。
同センターは石和町砂原の多目的広場に建設される計画で、およそ1万2000uの広場のうち5000uを敷地として使用する考え。S造2階建て、延べ2000u以内の施設を想定しており、ドライシステム方式により一日最大1600食の調理能力を備えるとしている。
当初予算においては、工事着手も視野に事業費1億1500万円を計上しているが、厨房機器一式の費用は、6月補正予算で債務負担として対応する方針。厨房設計完了を待つことなく、施設設計に取り掛かれるよう事務的作業は進められるもようで、昨年の市長等選挙や敷地の環境調査などの実施により、当初予定より進展具合が遅れが見られている。
今回のプロポーザルでは、厨房設計とともに機器納入も行える業者を選定するため、参加要件として、自社工場と有するメーカーであり、2009年4月以降における学校給食センター厨房機器一式納入(調理能力1500食以上かつドライシステム方式)の実績を求めている。
参加申込書6月8日、提案書等29日を提出期限に据え、7月4日にはプレゼンテーション開催し、同月中旬に審査結果を通知する流れで業務を進めていく。