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建通新聞社
2017/05/26

【大阪】大阪IR基本構想案を年内に策定

大阪府と大阪市は、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の立地に向け、「大阪IR基本構想案」を12月までに取りまとめる方針を示した。構想案には、導入する施設や機能の概要、整備スケジュールなどが盛り込まれる見通しだ。
 IRの立地場所は、大阪市此花区の人工島・夢洲を想定。大阪では数年前から府市が連携し、IR誘致の取り組みを強めており、夢洲の基盤整備やアクセス性向上のための鉄道延伸などの検討を進めている。
 基本構想案には、開発概要(コンセプト、エリア、整備スケジュール、交通アクセス)や、導入機能・施設(MICE、宿泊、国際的エンターテインメント)など大阪IRの概要の他、集客・経済波及・雇用創出などの立地効果を盛り込む。また、ギャンブル依存症対策や青少年の健全育成など、懸念事項に対する取り組みを明示する。
 今後、IR推進会議などを踏まえて9月ごろまでに中間骨子をまとめ、12月までに基本構想案を策定する予定だ。
 5月23日に大阪府庁で開かれた第2回IR推進会議で、溝畑宏座長(公益社団法人大阪観光局理事長)は、「国の動きが予想以上に早い。危機感を持って、急ピッチで制度設計を進めなければならない」と話した。