一般社団法人新潟県建築士事務所協会(坂本忠志会長)は25日、17年度定時総会を長岡市内で開催し、資質の維持向上など社会的使命、業界全体の地位向上に向け、一層連携して取り組んでいくことを確認した。
冒頭、坂本会長は事業展開の考え方について「適正報酬の実現こそが建築士事務所の経営安定を図り、後継者を育て、会員の拡大や社会的地位の向上につながる。建築や環境が文化の形成に大きな役割を担っていることを認識し、社会の健全な発展に寄与すべき」と意気込みを語った。
議事では16年度の事業報告、会計決算報告を行うとともに、17年度の事業方針・事業計画、会計収支予算を承認。事業計画では県民への理解促進活動、社会貢献活動、県との意見・情報交換、講習会・研修会の開催、後継者育成、高校生等への出前講座・座談会などを盛り込んだ。
また、第25回建築作品・新潟県賞の表彰式では、最優秀賞の長建設計事務所『川通どれみ保育園』、優秀賞(住宅部門)の高田建築設計事務所『Let It Be〜あるがままに〜』、同(都市部門)の大成建設北信越支店一級建築士事務所『彌彦神社第弐桜苑(神苑整備事業弐期工事・参期工事)』、特別賞(住宅部門)のエヌスケッチ『つなぐ家』に賞状と記念品が贈呈された。