静岡市は、海岸保全施設整備事業で用宗漁港に胸壁を整備するため、東岸壁と北岸壁の胸壁詳細設計を7月以降に制限付き一般競争入札で発注する。現在、静岡県へ海岸保全区域変更の申請をしており、指定認可が下り次第の発注となる。
工事は地域住民との調整を図り、2018〜21年度に実施する方針。
東岸壁が延長約250b、北岸壁は延長約200b。被害想定津波高4bだが、海抜3bのため、構造物は1b程度となる。陸閘は設けない計画のため、階段もしくはスロープなどを設け、港内への出入りとする。
施工場所は、駿河区用宗2丁目、広野5丁目。
基本設計はパシフィックコンサルタンツ静岡事務所(静岡市葵区)が担当した。
県への申請は、静岡県第4次地震被害想定で新規・改良が必要になった用宗漁港周辺の胸壁工事に伴い、現漁港区域の一部を海岸保全区域に含めるためのもの。
漁港には西岸壁もあり、西岸壁には胸壁と陸閘を整備する。9月29日までの予定納期で、基本・詳細設計を服部エンジニア(静岡市葵区)が担当している。
工事発注は、西岸壁から実施する方針。
提供:建通新聞社
(2017/5/26)
建通新聞社 静岡支社