姶良市は、複合新庁舎建設の基本構想および基本計画の策定に着手する。このほど、14社による指名競争入札を行い、山下設計が落札。2018年3月23日までの期限で委託し、業務を進める。基本計画は、庁内検討委員会による構想素案をたたき台にして、外部委員会での協議を踏まえ、建設候補地や建物規模、事業費、スケジュールなどをまとめる。
現庁舎は、本庁舎が本館と2号館、加治木総合支所が南および北庁舎、蒲生総合支所が本館と別館の分庁舎方式で構成され、施設の大半が老朽化。耐震化やバリアフリー化などの遅れを課題に、熊本地震での被災例なども踏まえて検討を急いだ。
市は、整備についてさまざまな視点から調査・審議するために、校区コミュニティ協議会など市内各団体の代表者や市議会議員、学識経験者ら13人で構成する委員会を設置。基本構想・計画策定に関する事項について市長の諮問に応じ、その結果を答申する。
26日午後2時から、委嘱状交付式および第1回複合新庁舎建設検討委員会を予定しており、整備に向けて本格的に動き出す。