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建設新聞社(長崎)
2017/05/24

【長崎】諫早栄町再開発事業 近く市が認可へ

東西に2棟、総事業費は約67億円
    8月から解体、10月ビル建築に着手栄町東西街区第一種市街地再開発事業 イメージパース
 諫早市中心部で計画されている栄町東西街区市街地再開発事業が、ついに本格的に動き出す。再開発組合(橋本正理事長)が主体となり事業を実施。現在は事業計画変更と権利変換計画の審査が行われている段階で、早ければ5月中にも諫早市が認可する見通しだ。8月から既存建築物を解体除去し整地後、10月からビル本体の建築工事に入る予定。総事業費は約67億3200万円。うち約33億6900万円を国県市の補助金で賄う。
 2棟のビル建設を計画。施行区域面積は約8000平方bで、敷地面積は約5900平方b。建築面積は東西を合わせ約4100平方b。延床面積は西街区が約1万0641平方b、東街区が約7051平方bでトータル約1万7700平方bとなる見込み。西街区は地上10階建て、東街区は地上5階建てが予定されている。
 構造は西街区が鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、東街区が鉄骨造となる見込み。西街区には1階に店舗、2階に民間保育所と(仮称)子ども子育て総合センターを計画。3階から10階までは分譲住宅で75戸が建設される。隣接する東街区は1階が店舗、2階以上が24時間入出庫可能の立体駐車場(224台分)となる。栄町東西街区第一種市街地再開発事業区域

   いよいよ本格始動 19年度に開業予定
 市商工観光課によると、事業計画変更と権利変換計画が認可された後、地権者が現在の施設を明け渡し。その後、解体工事や本体建築工事に着手。着々と進め、東街区の工事を先に完了。その後、西街区の工事を終える予定でいる。現時点では2018年度末に工事を完了。19年度の早期に開業となる運びだ。
 同事業は、国から認定を受けた新・諫早市中心市街地活性化基本計画の中の目玉の一つで、同組合は再び商店街に賑わいを取り戻したい考えでいる。
 再開発ビルの実施設計は今年2月末に完了。東街区は活イ設計九州支社、西街区は葛v米設計九州支社が行った。
ksrogo