富山市建設業協会(林和夫会長)は23日、第12回通常総会をANAクラウンプラザホテル富山で開き、17年度の事業方針を打ち出した。
総会には委任状を含め129人が出席。冒頭、あいさつに立った林会長は「アイコンストラクション、ICTなど盛んに言われており、担い手確保のためにも生産性の向上は避けて通れない課題」と指摘した上で、「公共事業はますます厳しくなる。建設業はまさに無くてはならない産業という誇りを持って、仕事に精励していきたい」と強調した。引き続き、下水道部会を含む17年度事業計画・収支予算など10議案を審議し、原案通り承認した。
事業計画には▽災害用物品の備蓄や防災意識の啓発、建設業者が担う社会貢献の広報活動▽建設産業の持続に資する入札・契約制度の研究啓発、制度改善の要望▽施工技術の向上や労災防止のため、工事現場の巡視や研修会参加▽各技術委員会や部会の活動充実▽人材確保と人材育成―などを盛り込んだ。