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　金沢市は、耐震補強や設備機器の更新などを行う文化ホールのリニューアル工事について、▽建築▽電気設備▽空調設備▽給排水衛生設備▽昇降機設備▽舞台照明設備▽舞台音響設備―の７分割で発注する。建築工事は市議会９月定例月議会での請負契約承認を目指しており、６月に入札公告する見通し。設備についても、来月から第２四半期にかけて順次発注していく方針だ。
　文化ホール（高岡町）はＲＣ一部Ｓ造地下１階地上３階建て延べ１万３２平方メートルでホール棟や展示棟、大屋根で構成。１９８２年に開館し、コンサートや演劇などの催しのほか、市民の発表会や会議の場としても利用されている。開館から３４年を経過し老朽化がみられるため、舞台機構の改修や音響設備などの機能向上を図る。
　今年度当初予算には事業費３億４４７０万円と、１７億２８２０万円の債務負担行為（１８年度支出）を設定。設計は建築をヒゲウコン建築事務所（金沢市笠舞）、設備をムラシマ事務所（同市泉野出町）が担当。
　設計内容は、建築が耐震補強・関連、学術・コンベンション機能、設備機器更新、屋上防水、外壁改修、大屋根塗装、会議室改修、舞台機構改修、設備が設備機器更新（受変電、空調、昇降機、舞台音響など）、学術・コンベンション機能（内部改修、トイレ設置・様式化、照明ＬＥＤ化）。設計段階の工事費概算額は建築約４億６８００万円、設備約６億５３００万円。
　工事に伴い、施設は１２月１日から来年１０月３１日まで休館する。１９年２月頃のリニューアルオープンを予定している。