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　岐阜県高山土木事務所は、国道１５６号福島第１トンネルの新設に伴い、高山側の坑口に接続する部分に橋梁およびスノーシェッドを建設するため、詳細設計を近く委託する。現在、予備設計を２０１６年度からの繰り越しで進めており、工法などについて詰めている。工事発注時期はトンネル本体工事の進捗に合わせて発注するため、現段階では未定。
　国道１５６号の白川村福島地区では、御母衣ダム湖沿いの道路のうち、既存の福島第１トンネルの谷側に新たなトンネルを整備する計画で、17年度内に工事に着手する。
　今回委託する設計は、新設するトンネルの高山側の坑口から現道のスノーシェッド部に接続する部分を橋梁化するとともにスノーシェッドを設けるための詳細設計。
　当初計画では53�b程度の橋梁を想定し、基本設計で構造や接続方法などについてまとめていたが、工法などの課題が出たため設計を延長して進めている。
　工事については、トンネル本体の進捗をにらみながらとなる。トンネル本体工事については早期に着手したいとしているが、現段階では発注時期は未定としている。
　基本設計はエイト日本技術開発岐阜事務所（岐阜市）が担当している。
　国道１５６号は、岐阜市と富山県高岡市を結ぶ全長約２１３�`の路線。起点の岐阜市から長良川沿いを北上し、白川村、南砺市五箇山、砺波市庄川などを経由し、日本海岸の高岡市まで抜けている。このうち、福島第１トンネルは、白川村福島地区に位置し、延長は１７３�bで幅員は５・３�b。幅員が狭いことや急なカーブを解消するため、新たなトンネルを近接地に建設する。新たなトンネルは３種４級の道路に対応するため、幅員を広げるとともに線形を緩やかにする。

提供：建通新聞社(2017/05/19)