富山県警察本部は、富山市内警察署再編計画に伴う新たな(仮称)富山南警察署の建設について、造成設計の委託準備を進めている。工事費は今後の補正予算で対応する方針だ。
建設場所は国道41号蜷川交差点付近の同市蜷川地内で、敷地面積約1万5000平方メートル。当初予算に土地造成設計費1344万6000円を計上した。現在の富山南署管内と富山中央署管内の南部を管轄する。北陸自動車道富山インターチェンジや富山空港の近くに位置し、迅速な初動対応などが可能となる。20年度末の施設完成を予定している。
再編計画では、市内4署から富山中央、南、西の3署体制となる。同市上大久保地内の富山南署は、完成後に大沢野幹部交番として活用する。富山中央署は同市赤江町に移転し、4月から業務を開始した。