建設新聞社
2017/05/18
【東北・山形】建設技術研究所に決まる/NEXCO東日本・山形道暫定2車線拡幅の概略設計
NEXCO東日本東北支社は簡易公募型競争入札で4月12日に開札した「平成28年度東北支社管内西 道路構造検討業務」について1落の2980万円で建設技術研究所の落札を決めた。総合評価落札方式の対象で評価値は88・069(技術評価点59・032+価格評価点29・037)だった。
入札者は、同社のほかオリエンタルコンサルタンツ、三井共同建設コンサルタント、片平エンジニアリング、福山コンサルタントの計5社。契約制限価格は4488万円、調査等基準価格は3523万9720円、重点調査基準価格は1795万2000円だった。履行期限は2018年2月25日まで。
今回の業務は、山形自動車道のうち暫定2車線で供用している山形JCT(山形市)〜月山IC間(山形県西川町)および湯殿山IC(山形県鶴岡市)〜鶴岡JCT間(同)について、拡幅に係る道路構造を検討する概略設計を行うもの。対象となる設計延長は48・87`bで、種別は平地部25・78`b、山地部2・21`b、急峻山地部2・87`b、橋梁部8・16`b、トンネル部9・85`bとなっている。
この区間にある山形道の主な既存構造物を見ると、山形JCT〜月山IC間に、寒河江IC起点側で最上川を渡河する橋梁、寒河江市谷沢地区のトンネル、西川町で寒河江川を跨ぐ橋梁があるほか、西川町中心部から月山ICにかけては複数本のトンネルがある。また、湯殿山IC〜鶴岡JCTの区間には、湯殿山ICから庄内あさひICにかけて複数本のトンネルがあるほか、庄内あさひIC終点側で赤川を渡河する橋梁がある。
提供:建設新聞社