日本工業経済新聞社(群馬)
2017/05/17
【群馬】フィリピン政府が利根沼田テクノアカデミーを視察
利根沼田テクノアカデミー(沼田市、桑原敏彦校長)にフィリピンからの視察団が訪れた。フィリピン建設産業局のカステロ政務次官をはじめとする政府関係者、建設業関係者19人が同校の訓練を見学。様子を熱心にカメラに収めながら、担当者に質問するなどした。
訓練見学の前には歓迎式典も開かれ、国土交通省土地・建設産業局の建設市場整備課長木村実氏や、沼田市長の横山公一氏、群馬県建設業協会会長の青柳剛氏などが駆け付けた。
桑原校長は「ここでは日本人だけでなく海外からの入学も受け入れている。ことしの夏にはフィリピンからも入学予定。ここで学んだことをそれぞれの国で生かしてほしい」と語った。
カステロ政務次官は「日本の建設業の担い手育成の技術を学びに来た。今回の視察は、日本とフィリピン間の更なる友好関係を築くだろう。学んだことはフィリピン発展の糧としていく」とあいさつした。
フィリピンでも日本と同じく、建設業界の担い手育成が課題。視察は日本の人材育成の方法を学ぶことを目的としている。最終的にはフィリピンでの技能訓練校開校を目標としている。