建通新聞社(神奈川)
2017/05/17
【神奈川】川崎国道 17年度事業費は約67億円 多摩川トンネルは道路設計
国土交通省川崎国道事務所は2017年度、事業費約67億円で国道15号、16号、246号、357号、409号の整備を推進する。このうち国道357号東京湾岸道路の神奈川県区間に5500万円を充て、多摩川トンネルの道路設計を実施する他、東扇島地区の調査設計を予定。多摩川トンネルについては、東京都区間と併せて道路構造物の近接影響などを調査・検討する。また東扇島地区では、東扇島交差点付近などの交通状況を把握するための調査を行う。
17年度の事業費は、前年度比92億7000万円減の67億2900万円。内訳は、国道15号の蒲田駅周辺整備事業が2600万円(前年度1億円)、川崎15号環境整備事業が500万円(同500万円)、国道16号の保土ケ谷バイパスU期事業が2億2000万円(同21億円)、国道246号都築青葉地区環境整備事業が1億3000万円(同8700万円)、国道357号東京湾岸道路の東京都区間が60億5300万円(同134億4200万円)、神奈川県区間が5500万円(同5500万円)、国道409号川崎縦貫道路が2億4000万円(同2億1000万円)。
東京湾岸道路では東京港トンネルの東行き(内陸側)トンネルについて、18年度開通に向けて、トンネル工事やトンネル付帯設備工事などを進めており、17年度も事務所の事業費の大部分を投入して工事を推進する。
川崎縦貫道路については、川崎市川崎区の旭町で道路改良工事を実施する他、川崎区殿町で電線共同溝の引き込み線工事を予定しており、道路設計としては16年度に引き続き、今後の整備方針を検討する。
保土ケ谷バイパスU期では、ランプ部について18年度の開通に向け橋梁上部工を進めている。17年度は、ランプ舗装工事(約4000平方b)と盛土工、照明25基や標識8基などの付帯施設工事を一括して発注する他、ONランプの土工部の修正設計を実施する方向で検討している。
国道246号の都築青葉地区環境整備では、市ケ尾地区拡幅部(延長1・1`)について電線共同溝の引き込み管工事の他、用地買収に向けた用地測量・調査などを実施する。
提供:建通新聞社