日刊建設工業新聞
2017/05/17
【鳥取】国道181号江府道路 15億円で2社JV
県土整備部は2017年度から国道181号江府道路で宮ノ谷トンネル=江府町下安井〜洲河崎=を建設する。請負対象設計金額は15億円規模。16日までに大方設計を固めており、今後知事決裁を得た上で6月早々に制限付き一般競争入札として公告する。施工形態は2社JV。
同部は、今月12日に調達公告した国道178号岩美道路・仮称岩美1号トンネルに次いで大型土工の設計をまとめた。
江府町から広島県三次市まで約90`を結ぶ地域高規格道路「江府三次道路」の一部を形成する江府道路は、同町佐川から同町武庫にかけて日野川左岸側の山地に整備するバイパス4・1`。
区間内には宮ノ谷トンネルのほか、大型の久連トンネル(2609b)がある。
17年度から着工する宮ノ谷トンネルは、バイパスの南側に位置する延長416b、幅員6・5(8・0)b。主な工事内容はトンネル工(NATM)、インバート工300b、坑門工、舗装工3120平方bなど。
バイパス南端で現道から日野川に架設した洲河崎大橋(115b)を通過して現地入りし、上流側の下安井から洲河崎にかけて片押し掘削する。
18年度以降2カ年の「債務負担行為」を設定しており、工期は17年度から19年度にまたがる約22カ月間。
発注にあたっては代表者に土木一式P1200点以上と同種工事実績を求め、代表者以外の構成員を県内土木一般A級とする2社JVを採用。同部は今月末に詳しい公募条件を決める。
今後のスケジュールは、6月早々に公告して7月初めに開札。8月までに仮契約を結び9月県議会に工事請負承認を求め、その後10月から着工する。