愛知県西三河建設事務所は、継続で進めている中根海岸高潮対策の2017年度事業として、西尾市の三ノ割西地区に対する対策工事を計画している。発注は総合評価方式を採用した一般競争入札により、10〜11月ごろを目指す。
計画によると、工事は平坂入り江東側の既設の海岸堤防に対する耐震補強。今回の対象は、西尾市中根町地内のうち三ノ割西地区の延長約120bで、二重鋼矢板による補強を予定している。
三河湾沿岸地域では、広範囲で地震による液状化現象が予測されている。このため、同事務所では管内の海岸堤防などを中心に、現況に応じた耐震補強を進めている。中根海岸では、主に液状化による海岸堤防の沈下を抑える狙いで対策を実施している。
設計は基礎地盤コンサルタンツ中部支社(名古屋市西区)が担当した。
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建通新聞社