日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/05/08
【埼玉】埼玉、群馬、新潟の3県知事会議開く
埼玉、群馬、新潟3県の知事会議が4月27日に浦和ロイヤルパインズホテルで開かれた。上田清司知事、群馬県の大澤正明知事、新潟県の米山隆一知事が話し合い、首都直下地震など大規模災害への対応について、東京都への支援が必要となった場合は、埼玉の物流拠点を活用することで合意した。関越道を利用し、埼玉に物資を集積する。
また地域間交流を通じた地域防災力の強化を目指し、引き続き3県の住民交流を実施する。
このほか3県をつなぎ、歴史上重要な役割を果たした「道」に注目し、3県の歴史文化遺産を結びつけた魅力的なストーリーをつくり、発信することにした。
さらに物流基盤を強化するため、群馬、新潟を結ぶ国道17号新三国トンネルの早期完成を国に働きかけていくことも合意した。トンネル工事の工期は2019年12月となっており、完了後に舗装、トンネル照明などの設備工事を経て、供用する見込みとなっている。
3県は上越新幹線と関越自動車道で結ばれている。南には日本一の大消費地を抱え、北は北東アジアやロシアとのつながりを有する広域圏と捉えられている。