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　飛騨市は、発注見通しを公表し、養護老人ホーム和光園の移転新築の入札契約を12月議会定例会に上程するため。建築と設備を分離し11月末に指名通知する予定だ。
　新たに建築する施設は、鉄筋コンクリート造４階建て延べ２５２０平方�b。既存施設の近隣地１４６０平方�bの敷地に建て替える。
　工事は、17〜18年度の２カ年で行う。躯体、設備とも17年度に契約するが、17年度は敷地造成と、建築躯体を進め、内装と電気、機械設備、外構工事は18年度に行う。
　総事業費は４億３６７５万円。２カ年で行うため、18年度までの債務負担行為（限度額４億３６００万円）を設定した。
　設計は小林建築設計事務所（飛騨市）が担当し進めている。
「現和光園リノベで５月に設計」
　飛騨市は、養護老人ホーム和光園を移転後に全面リノベーションする計画で、基本・実施設計を５月に委託する。
　和光園は、建物全体の老朽化が著しいことなどから近隣地に建て替えることにした。
　新施設に移転後は、既存施設を全面的に再整備する。現段階で市は、障害者グループホーム（９床×男女各１ユニット程度を想定）、有料老人ホーム（４床程度を想定）の他、訪問看護ステーション、ホームヘルパーステーションなどの機能を配置する複合福祉施設とすることを想定している。詳細は設計の中で詰める。同施設の再整備工事は移転後の18年度以降になる予定。
　所在地は古川町下気多９９０。

提供：建通新聞社(2017/05/10)