関東地方整備局は10日、2017年度の千葉県内道路関係予算の概要を公表した。それによると、千葉国道、首都国道、常総国道の3事務所で合計447億9000万円の事業費を投入し、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、東京外かく環状道路(外環)などの道路整備を実施する。このほか、北千葉道路(市川〜鎌ケ谷)については、効果的・効率的な整備手法を検討するため、構造等の議論を進める。
事務所別の17年度予算は千葉国道132億2500万円、首都国道311億5600万円、常総国道4億900万円。
事業別の予算額は@改築事業411億2500万円(千葉国道95億6000万円、首都国道311億5600万円、常総国道4億900万円)A交通安全事業12億4000万円(千葉国道=国道126号沖入口交差点改良ほか5か所)B電線共同溝事業24億2500万円(千葉国道=国道16号五井電線共同溝ほか22か所)。
◆湾岸蘇我地区新規事業化
改築事業の内訳は@国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)66億3100万円(千葉国道62億2200万円、常総国道4億900万円)A国道298号東京外かく環状道路(外環)(千葉県区間)241億8900万円(首都国道)B国道464号北千葉道路19億5700万円(千葉国道)C国道51号北千葉拡幅5億6000万円(千葉国道)D国道51号成田拡幅2億5500万円(千葉国道)E国道51号大栄拡幅1億円(千葉国道)F国道127号127号防災5000万円(千葉国道)G国道357号湾岸千葉地区改良3億100万円(千葉国道)H国道357号湾岸千葉地区改良(蘇我地区)5000万円(千葉国道)I国道357号東京湾岸道路(千葉県区間)70億3200万円(千葉国道6500万円、首都国道69億6700万円)。
17年度事業予定は次の通り。(▼は新規事業)
▽国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)(66億3100万円)=県境〜大栄JCT間は環境整備等を実施。大栄JCT〜松尾横芝IC間は、道路設計、構造物等設計、環境調査、埋蔵文化財調査、用地買収を実施し、改良工事に着手する。
▽国道298号東京外かく環状道路(千葉県区間)(241億8900万円)=17年度の開通に向け、松戸市上矢切から市川市高谷について改良工事、舗装工事、函渠工事、橋梁上下部工事等を推進する。
▽国道464号北千葉道路(19億5700万円)=18年度の暫定2車線開通に向け、道路設計、環境調査、松崎函渠工事、松崎ランプ橋上下部工事、船形〜押畑地区改良工事、船形〜押畑地区改良舗装工事を実施する。
▽国道51号北千葉拡幅(5億6000万円)=道路設計、若松町地区用地買収、吉岡地区改良工事を実施する。
▽国道51号成田拡幅(2億5500万円)=成田市並木地先の延長0・2kmと成田市寺台地先〜東金山地先の延長1・0kmについて、道路設計、山之作地区用地買収、東金山地区改良工事を実施する。
▽国道51号大栄拡幅(1億円)=道路設計、桜田地区用地買収を実施する。
▽国道127号127号防災(5000万円)=南無谷・小浜トンネルの道路設計を実施する。
▽国道357号湾岸千葉地区改良(3億100万円)=道路設計、改良工事、舗装工事を実施する。
▼国道357号湾岸千葉地区改良(蘇我地区)(5000万円)=千葉市中央区塩田町〜問屋町の延長5・0qについて測量、道路設計を実施する。
▽国道357号東京湾岸道路(千葉県区間)(70億3200万円)=船橋市域は道路設計、改良工事、舗装工事、浦安市域は道路設計、橋梁上下部工事、歩道橋下部工事を実施する。
▼国道126号沖入口交差点改良(9000万円)=沖入口交差点(八街市山田台)について道路設計、用地買収を実施する。
▼国道51号伊篠地区交差点改良(5700万円)=伊篠地区交差点(酒々井町伊篠)について道路設計、工事を実施する。
▽国道16号五井電線共同溝ほか22か所(24億2500万円)=現在事業中の23か所において本体工事、引込管等工事および路面復旧工事を実施する。電線共同溝23か所は、国道6号が@南花島A上本郷B馬橋Cきよしヶ丘D前ヶ崎・南柏E旭町Fあけぼの(2)G呼塚H柏(2)、国道16号が@柳沢A下三ヶ尾(2)B下三ヶ尾C正連寺D若柴・十余二E柏弥生(2)F花見川地区G長沼H五井I袖ケ浦J長須賀(2)、国道51号が@酒々井(2)A酒々井(3)、国道127号が館山。