建通新聞社
2017/05/11
【大阪】大阪府 堺三原台住宅本体工7件を6月
大阪府は、府営堺三原台住宅の第1期建て替え事業で、建築本体工を7工区に分けて、早ければ6月にもそれぞれ発注する。構造は全てプレキャスト鉄筋コンクリート造。9〜14階建ての10棟、計683戸を整備する計画だ。
各工区の概要は▽第1工区=9階建て1棟延べ約4200平方b・68戸、17カ月間▽第2工区=13、14階建て2棟延べ約7500平方b・117戸、19カ月間▽第3工区=12、14階建て2棟延べ約7400平方b・118戸、19カ月間▽第4工区=11階建て1棟延べ約5400平方b・88戸、17カ月間▽第5工区=10階建て1棟延べ約3800平方b・57戸、17カ月間▽第6工区=12階建て延べ約6600平方b・103戸、立体駐車場、18カ月間▽第7工区=10、12階建て2棟延べ約9000平方b・132戸、18カ月間―。
この他、付帯施設として、自転車置き場(1366台)、駐車場(193台・立体駐車場含む)、電気室棟、ポンプ室棟、ごみ置き場、雨水貯留槽、防火水槽などを整備する。
建築実施設計はジャス(吹田市)、設備実施設計は技研エンジニアネットワーク(大阪市中央区)が担当した。
同住宅は、泉北ニュータウンにある泉ケ丘駅前の東側に位置。1969〜70年に建設された既存住棟45棟(別に集会所2棟)はいずれも老朽化が著しく、集約高層化による建て替えを実施する。現管理戸数は1605戸。敷地面積は11・61f。
建て替え計画は、全体を3期に分けて進める。第1期工は2016〜19年、第2期工を19〜21年、第3期工を21〜24年に実施する考え。全体事業費は約175億8000万円を見込み、うち工事費は約170億円を想定している。