佐渡農業協同組合(佐渡市原黒 前田秋晴代表理事理事長)は、「大型和牛繁殖支援施設建設工事(2期)」について、6月に設計・監理、7月に建設工事をそれぞれ入札したい考えだ。
畜産振興課によると「5月中に国とヒアリングを行い、工期も限られくるので、6月早々に設計を公告したい」としている。発注方法は、設計・監理は制限付一般競争になる公算が大きく、建設工事については今後検討していくという。
佐渡市新穂潟上地内の肉用牛中核育成センター隣接地2・7ヘクタールに、250頭規模のCBS(キャトル・ブリーディング・ステーション)を建設するもの。2期工事は黒毛和種の繁殖牛舎W造平屋建て延べ1700平方メートル、分娩牛舎800平方メートルなど牛舎計5棟のほか、堆肥舎、機械室、餌置場など関連施設を整備。総事業費は6億5000万円程度で、2期工事の事業費は約5億円と見込まれている。全体完成は18年4月を目指す。
1期(繁殖飼育牛舎、隔離牛舎各1棟)の施工は本間組、設計・監理は全農新潟一級建築士事務所(新潟市西区)で、このほど供用開始された。