建通新聞社
2017/05/10
【大阪】百億超工事3倍増 16年度落札ランキング
2016年度に近畿圏で執行された工事入札全約2万8000件中13件で落札額が100億円を超えた。100億超えは、12年度5件、13年度2件、14年度6件、15年度5件と12年度以降4年間は平均4・5件で推移していたが、一気に3倍近く増え、過去5年で最多となった。建通新聞大阪支社で取得した入札結果情報(16年4月〜17年3月入札分)に基づく集計結果。
同集計結果によると、16年度の工事落札額ランキングの1位は、新名神高速道路淀川橋工事(NEXCO西日本)で、三井住友建設・竹中土木・極東興和JVが250億円で落札。以下、2位の新市民会館整備運営事業(東大阪市)は169億7389万6793円で大林組グループ、3位の北陸新幹線、梯川橋りょう他(鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部大阪支社)は、156億4500万円で鉄建・りんかい日産・北都・高田北陸新幹線、梯川橋りょう他JV、4位の北陸新幹線、小松駅高架橋他(〃)は133億6000万円で奥村・加賀・江口北陸新幹線、小松駅高架橋他JV、5位の北陸新幹線、福井開発高架橋(〃)は131億円で大林・名工・道端JVがそれぞれ落札を決めた。
6〜10位はいずれも北陸新幹線関連だった。
入札取材範囲は大阪府と府下全市町村、阪神エリア、京都、奈良、和歌山、滋賀とその県庁所在地、国関係、高速道路会社、URなどの発注機関。一部北陸方面含む。