日本海沿岸東北自動車道建設促進新潟地区期成同盟会(会長・高橋邦芳村上市長)は9日、17年度総会を村上市総合文化会館で開いた。
この日は、県議会議員、関連市町村、商工会などの関連団体のほか、寺田吉道副知事も出席。冒頭、高橋会長は「17年度は昨年度に比べて事業費が大幅にアップした。新潟県は日本海国土軸の中核を担うという重要な役割があり、意を強くして、取り組みを進めていく。この勢いで、予算獲得へ進んでいかねばと肝に銘じている」と力を込めた。続いて、寺田副知事は、関係機関の尽力に感謝するとともに「言うまでもなく、日沿道は重要なインフラ。東京五輪を見据えて、交流の基盤を作っておくことが、将来的に大切になってくる」とし、早期全線開通へ意欲を示した。
また、県議会の小野峯生議員は「予算が伸びてきているが、これからスパートをかけていかねばならない。国土交通省との連携を密にするとともに、財務省の理解を得るために運動を展開していく必要がある」とした。議事では16年度事業報告と収支決算、17年度の事業計画案と収支予算案を了承し、同盟会として取り組みを進めていくことで一致した。