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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/05/09

【山梨】保川発電所は詳細設計/県企業局

 県企業局は、2017年度の重点施策として「グリーンイノベーションの推進」を挙げた。@新規水力発電開発調査A小水力発電の推進B再生可能エネルギー安定利用の推進―を目標に掲げ、新規水力発電開発調査では、保川地点(早川町)の詳細設計を行うとともに、地元や漁協など関係機関との協議を進める。
 16年度には、基本設計(16年度〜17年度。北電技術コンサルタントが担当)や用地測量(共和測量が担当)を実施し、地元との協議を行った。
 小水力発電の推進では、「やまなし小水力ファスト10」として西山ダム維持放流発電所の建設、他の開発地点の詳細設計などを行う。16年度は建設工事(1地点)、詳細設計(1地点)、基本設計(4地点)、流量調査(9地点)を実施した。
 再生可能エネルギー安定利用では、米倉山(甲府市)における電力貯蔵技術の実証研究を進める。具体的には、太陽光の電力を水素に変換して貯蔵や輸送などに利用するP2G(パワー・ツー・ガス)システムの基礎検討や技術開発、実証研究を実施する。改良型ニッケル水素蓄電システムでは実証試験を、超電導フライホイール蓄電システムでは実用化検討を行う。