建通新聞社
2017/05/09
【大阪】うめきた2期 17年度の基盤整備
JR大阪駅北側の再開発事業「うめきた2期地区」について、大阪市は基盤整備関連事業費として約109億円(繰り越し分含む)を2017年度当初予算に計上した。17年度はトンネル構造物の設計や各種本体工事が進められる他、民間事業者の公募などが見込まれる。
基盤整備事業のうち、JR東海道線支線地下化事業は、うめきた地区西端の地上を走行する延長約2・4`の支線を地下化する。17年度は93億6300万円(繰り越し分=56億3600万円)を予算計上し、トンネル構造物の設計や本体工事を進める。また、うめきた新駅設置事業には9億9700万円(同4億4700万円)を予算計上。17年度は駅部のトンネル構造物の設計や本体工事を実施する。
この他、大阪駅北大深西地区土地区画整理事業には5億1900万円(同1億6900万円)を計上。17年度は電気、ガスなどの地下埋設物を移設する予定だ。
また、民間事業者の公募については、13年度に1次事業コンペを実施し、優秀提案者20者を選定済み。最終コンペは当初、16年度の公募が見込まれていたが、吉村洋文市長が17年度に先送りにすることを表明していた。具体的な時期は現在のところ未定としている。