トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2017/05/09

【石川】来月以降に施工者選定へ/グランドホテル白山増築

 ISホールディングス(東京都千代田区丸の内、遠藤昭二代表取締役社長)が管理・運営するグランドホテル白山(白山市西新町152番地7、上浦達之総支配人)は、同ホテル西側に隣接の駐車場内で計画する「(仮称)グランドホテル白山増築工事」について、6月末までに設計をまとめ、施工者選定に入っていきたい考えだ。
 当初計画によると、同駐車場(敷地面積2038平方メートル)のうち、北側の一部にSRC造9階建て延べ約2900平方メートル(建築面積355平方メートル)規模で建設する。19年春ごろの完成を目指す。設計は日建設計(東京)・細川計画設計JVが担当。
 新たなホテルには、ツイン59室やスイートルームなどを配す。最大収容人数は183人、年間の宿泊者数は2万2000人を想定する。駐車場は、既存ホテルの敷地も含めて73台を確保する。
 現ホテルの本館(RC造9階建て延べ8492平方メートル、施工=西松建設)は、96年9月にオープン。05年には、ホテル北側隣接地で新館「アネックス」(同6階建て延べ1708平方メートル、施工=佐藤工業)を増築している。客室総数は118室を有し、JR松任駅周辺のシンボル的な宿泊拠点と位置付けられている。
 北陸新幹線金沢開業に伴い、金沢市内では観光客やコンベンション関係者などが増加。休日は、満室が続く金沢駅周辺のホテルに泊まれない宿泊希望者がグランドホテル白山に流れる傾向が続いており、同ホテルの稼働率も好調という。
 このほか、白山市内ではジャパンディスプレイを筆頭に大手企業進出や本社機能移転、工場拡張なども相まって、ビジネス客が増加。さらに、新幹線敦賀延伸に伴う工事関係者の滞在も旺盛なホテル需要に拍車をかけている。

hokuriku