日刊建設工業新聞
2017/05/09
【鳥取】岩美道路で大型工事を2件 浦富高架橋で下部工10日、12日に公告へ
国道178号岩美道路で県土整備部は8日、政府調達(WTO)契約案件(24億7000万円以上)の仮称・岩美1号トンネル工事など大型工事2件の設計図書をまとめた。きょう9日開く同部資格審査会で公募条件を決め、今月10日と12日にそれぞれ調達公告する。
岩美1号トンネルはNATM工法を採用し、岩美町陸上〜牧谷にかけて片押し掘削する。全長1133bで、幅員は7・0(12・0)bの完成2車線。請負対象設計金額は40億円超。
施工形態は代表者に土木一式P1200点以上と同種工事実績を求め、構成員を土木一式P970点以上2社とする計3社JV。
今月12日、一般競争入札を工事公告して7月12日に開札。8月上旬までに仮契約を締結して9月県議会後に着工する。工期は18年度以降3カ年債務の20年5月末まで。
また、同町浦富の同道路「浦富高架橋」(872b)では下部工1基を発注する。浦富IC近くを流れる吉田川右岸側のラーメン式橋脚で、鋼管ソイルセメント杭(口径1200_)を21本打設する。請負対象設計金額は2億数千万円。
施工にあたっては、県内土木一般A級2社JVを条件とし、代表者には総合点数(格付け点数)1230点以上と同種工事実績を要求する。
同部は審査会後の翌10日に簡易評価型総合評価入札として公告し、6月5日に開札する。工期18年3月15日。
両件ともに、今月の調達公告から予定価格のおおむね90%に低入基準価格を引き上げた新しい「低入札価格調査制度」を適用する。