建通新聞社(神奈川)
2017/05/01
【神奈川】横浜国道 事業概要 横環南「戸塚IC改良工事など実施」
国土交通省横浜国道事務所は、2017年度の事業概要を公表した。事業費約418億5300万円(前年度354億7200万円)で、圏央道や厚木秦野道路の整備、交通安全事業などを実施する。国道468号圏央道関連では、金沢〜戸塚間高速横浜環状南線の栄IC・JCT橋下部工や、用地買収および戸塚IC改良工事、厚木秦野道路の関連では、厚木地区で道路設計ほか、伊勢原地区で道路設計、橋梁下部工・改良工、伊勢原西〜秦野中井の道路設計、地質調査などを実施する。このほか、横須賀地区トンネルの老朽化対策として、改修に向けた調査設計に続き、トンネル構造の検討などを進める。
主要事業の概要は次の通り。※@これまでの状況A17年度の予定B17年度事業費
【国道468号首都圏中央連絡自動車道】
▽金沢〜戸塚―@横浜市金沢区釜利谷町〜横浜市戸塚区汲沢町の延長8・9`(一部事業は東日本高速道路が担当)について、道路設計、用地買収、栄IC・JCT橋下部工事、田谷地区地盤改良工事などを実施。用地進捗率は約97% (3月末現在)A道路設計、埋蔵文化財調査、用地調査、用地買収、戸塚IC改良工事、栄IC・JCT橋下部工事、栄地区の改良工事などB105億2000万円
▽横浜湘南道路(横浜市、鎌倉市、藤沢市)―@横浜市栄区田谷町〜藤沢市城南1丁目の延長7・5`について、道路設計、用地買収、藤沢立て坑工事、横湘トンネル立て坑工事などを実施。用地進捗率は約99%(3月末現在)A道路設計、環境調査、用地調査、用地買収、藤沢立て坑工事、横湘トンネル立坑工事、引地川改良工事、藤沢地区改良工事、小雀高架橋橋梁工事などB215億4500万円
【国道357号】
▽東京湾岸道路(神奈川県区間)―@横浜国道事務所では横浜市鶴見区大黒ふ頭〜横須賀市夏島の延長20・2`(市道区間を除く)を整備。本牧地区が16年3月に開通し、これまでに横浜市鶴見区大黒ふ頭〜横浜市金沢区八景島の延長17・9` (市道区間を除く)が暫定2〜4車線で開通A本牧地区は改良工事。夏島地区は調査設計などB1億8500万円
【国道246号】
▽厚木秦野道路(厚木市、伊勢原市、秦野市)―@厚木地区=道路設計、環境調査、用地買収。伊勢原地区=道路設計、環境調査、用地買収、埋蔵文化財調査、橋梁下部工、改良工事。伊勢原西〜秦野中井=道路設計、地質調査、環境調査などを実施A厚木地区=道路設計、環境調査、用地調査・買収。伊勢原地区=道路設計、環境調査、用地買収、埋蔵文化財調査、橋梁下部工事、改良工事。伊勢原西〜秦野中井=道路設計、環境調査、地質調査、橋梁設計およびトンネル設計B厚木地区、伊勢原地区=31億9500万円。伊勢原西〜秦野中井=3億1000万円
▽秦野IC関連(秦野市)―@秦野市菖蒲〜秦野市八沢の延長0・8`について、道路設計、環境調査、用地調査、用地買収などを実施A道路設計、環境調査、埋蔵文化財調査、橋梁下部工などB7億円
【国道16号】
▽神奈川16号環境対策(横浜市)―@横浜国道事務所では管内の国道16号延長56・8`の整備推進A環境対策検討および環境対策工B1億3000万円
▽横須賀地区トンネル改修(横須賀市)―@横須賀市吉倉町1丁目〜横須賀市追浜町1丁目間に存在する新浦郷、新船越、新田浦、新吉浦トンネルの4カ所のトンネルで調査設計を実施Aトンネル構造検討B2000万円
【国道1号】
▽川崎1号環境整備―@川崎市幸区小向仲野町〜川崎市幸区柳町間の延長2・8`で環境対策を検討A道路設計、用地買収、改良工B1億7000万円
▽大磯〜二宮自転車通行環境整備事業―@西湘バイパス沿いの既設自転車道(自転車歩行者道)を延伸。自転車が安全・安心に通行できる自転車通行空間を確保A調査設計および工事B7200万円
【その他】
▽電線共同溝事業―@―A引き続き、本体工事、路面復旧工事など。国道1号小和田電線共同溝、国道16号金沢(2)電線共同溝、国道246号溝の口(2)電線共同溝ほか18カ所B34億3700万円
【維持管理】
▽道路巡回、清掃、路面補修、橋梁補修ほか
提供:建通新聞社