豊橋市は、「豊橋競輪場」の老朽化対策として全面的な大規模改修を計画している。このうち、競技管理棟などに対する改築・改修を2017年度から2カ年度で実施する計画で、設計などを進める方針。設計上必要な調査として、企業組合建築環境システム(豊橋市)に業務を委託、9月12日までの委託期間で調査する。
今回の調査では、1949年に建設した競技管理棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1900平方b)と雨天通路の解体の際、他の施設に与える影響を調査する。また、仮の競技管理棟として設置するプレハブ施設の建設地や競技管理棟の北側棟(延べ640平方b)改修の調査を行う予定。市は、これらの調査結果を競技管理棟の解体設計とプレハブ施設(A・B・C棟)の建築設計に反映させる。合わせて、電気、管、空調設備の調査を行う。
競技管理棟の解体は、11月ごろまで同競輪場でレースが行われるため、開催が終わる12月を予定する。
同計画は、競技管理棟の改築をはじめ、既設のバックスタンドやメインスタンド、競走路と競走路内通路などを改修する他、外周フェンス取り換え、ナイター照明設置などを予定。施設全体の老朽化対策として2カ年度で行う計画だ。
同市では現在、競輪場バックスタンド解体などの実施設計と競技管理棟改築実施設計に関する設計者の選定を進めており、5月中には決定する見込み。
所在地は東田町87。
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建通新聞社