愛媛県は、今秋開かれる「えひめ国体・えひめ大会」の開催期間中、県発注工事の抑制を行い、大会の円滑な運営に努めるため、今後の発注案件に対して標準工期に16日間を加えた工期設定で発注する。既に発注済みの工事においても、工期が大会開催期間と重複する場合は、工期変更などを行う。
開催期間(開催日前1日を含む)は、えひめ国体が9月29日〜10月10日、えひめ大会が10月27日〜10月30日で、計16日間。
県は、64年ぶりかつ県単独開催が初となる国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」と全国障害者スポーツ大会「愛顔つなぐえひめ大会」の円滑な運営に資するため、工期がえひめ国体・えひめ大会開催期間と重なる工事について、可能な限り期間中の工事を抑制する。
内容は請負者に対し、特記仕様書にて▽工事関係車両の通行をできる限り行わない▽競技会場周辺では、国体・大会開催期間中、できる限り交通規制は行わない。騒音・振動を伴う工事を抑制する。舗装の表層などを剝ぎ取った状況で交通を開放しない▽実行委員会などから工事現場の環境整備や一時中止などの要請があった場合は従う−などの協力を求める。
既に発注済みの工事であって、工期が国体・大会開催期間と重複する工事については、請負者に対し特記仕様書の内容を周知し協力を求めるとともに、必要に応じて工期の変更などの対応を行う。
提供:建通新聞社