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建通新聞社四国
2017/04/25

【香川】香川県 中讃流域下水整備17年度計画

 香川県土木部は、2017度の中讃流域下水道整備として大束川処理区(坂出市、丸亀市、綾川町、宇多津町)の大束川浄化センター(宇多津町)の送風機設備改築工事を継続する一方、金倉川処理区(善通寺市、多度津町、琴平町、まんのう町)の金倉川浄化センター(多度津町)の重力濃縮設備改築工事に新規着手する。大束川幹線管渠(丸亀市)の耐震補強工事と、金倉川幹線管渠(善通寺市)の耐震補強工事も進める。
 また、金倉川処理区の事業計画を変更する。計画に定める原案を18年11月までに策定し19年度末(20年3月31日)の改定期限に間に合わせる。同処理区の現在の認可面積は約2200f、計画処理人口は約3万6000人。本年度に事業計画変更業務を外部委託し、各市町の整備計画を吸い上げて幹線管渠などの能力、規模を位置付ける。
 大束川幹線(丸亀市)は総延長28`の中で耐震補強の不要な箇所8`を除く20`のうち、延長14`の耐震診断がこれまでに完了、耐震補強工事に着手した。耐震未診断の残り6`については本年度中に耐震診断を実施し、18年度以降の耐震補強工事に備える考えだ。耐震補強は幹線とマンホールとの接続部に切れ目を入れ、地震時にもフレキシブルに対応できるよう、可とう化するもの。
 金倉川処理区では浄化センター内の濃縮槽にある重力濃縮設備(機械設備)のかき寄せ機を更新する。金倉川幹線管渠は総延長19`で耐震補強の不要な2`を除く17`のうち、16年度までに延長7`分の耐震診断と耐震補強工事に着手した。16〜17年度にかけて延長10`の耐震診断を継続し実施しており、耐震補強工事箇所を精査し、年度内に順次工事発注する。工事内容は管渠接合部の可とう化。
 本年度の流域下水道事業特別会計に中讃流域下水道建設(大束川処理区)3億9820万円、同(金倉川処理区)3億6200万円。中讃流域下水道管理(大束川処理区)に10億3201万円、同管理(金倉川処理区)に3億2642万円を計上した。

提供:建通新聞社