建通新聞社(神奈川)
2017/04/25
【神奈川】鶴見区佃野町の国有地に認可保育所 転貸スキームで90人規模 5月16日まで申請受付
横浜市こども青少年局は鶴見区佃野町の国有地を利用した認可保育所の整備・運営事業者を公募で選ぶ。市が事業者に国有地を転貸し、定員90人程度の施設を設けてもらう。社会福祉法人・公益社団法人・公益財団法人から5月16日まで申請を受け付けるなどして審査を進め、7月に事業者を決定。事業者による9月の施工者選定を経て10月の着工、18年3月の完成、18年4月の開所を目指す。
対象の国有地は鶴見区佃野町406ノ4の面積1217平方bで、JR鶴見駅から徒歩約8分の線路沿いに位置。第1種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、第4種高度地区に指定されており、従前建物の解体時に引き抜けなかった一部の杭が地中に残る。
18年4月〜47年3月の29年間にわたり、月額約8万4000円で事業者に貸し付ける予定。建設経費の4分の3を補助する制度があり、鉄骨造などの2階建てで定員90人の施設を建てる場合(総額2億7337万円)の補助額は▽建築費(主体工事、杭工事、昇降機設備工事など)=1億6766万円▽初度設備費=216万円▽大型遊具費=262万円―の合計1億7245万円と見積もっている。
提供:建通新聞社