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日刊建設工業新聞
2017/04/25

【鳥取】冬期風浪・融雪災害査定 4カ所の復旧費1・6億円が決定

 20日まで実施された「平成29年発生災害第1次査定」で、県下の公共土木施設4カ所に1億6200万円の復旧費が決定した。県土整備部のまとめによると、内訳は県施設2カ所に8900万円、市町施設2カ所に7300万円。
 今回の災害査定は、1月下旬の冬期風浪と2月中〜下旬にかけての融雪による被害が対象。
 冬期風浪では米子市夜見町の米子海岸(夜見地区)が被災した。復旧費4800万円が認められ、海岸コンクリートブロック(2d)124個を撤去して据え付け、緩傾斜護岸12bを復旧する。
 融雪による影響では、三朝町三朝の県道三朝温泉木地山線で法面が崩落しており、吹き付け法枠工577平方b、鉄筋挿入工26本などに4000万円が決定した。
 市町施設は、江府町洲河崎の2級町道久連洲河崎線で法面が崩壊し、復旧費は6400万円。延長43bにわたって掘削工800立方b、連続繊維補強土工470平方b、落石防止網工1040平方bを施工する。
 また、鳥取市広岡の市道船木広岡1号線の路面陥没は、路体盛り土工220立方bなどに900万円の復旧費が決まった。
 同部技術企画課は、米子海岸は早期に現地着手して海上が静穏な時期に集中施工するほか、三朝の県道も早期に復旧すると説明。市町施設については、各市町が予算を手当てした後、着工する。