建通新聞社(神奈川)
2017/04/24
【神奈川】貸付先の募集手続き開始 三浦ふれあいの村 神奈川県教育局
神奈川県教育局は、「三浦ふれあいの村」の貸付先事業者の募集手続きを開始した。県内に事務所を有する法人・団体などを対象とし、個人は不可。6月9日まで申し込みを受け付け、8月頃に事業者を選定する。貸付期間は18年4月から38年3月末まで。
三浦ふれあいの村(三浦市初声町和田3136、敷地面積13万5640平方b)は、青少年向けの体験・交流・宿泊施設で、しおさい棟、やまびこ棟などで構成。緊急財政対策の一環として、公の施設としては17年度末に廃止することになった。
民間事業者への貸し付けは、土地・建物とも無償。貸付期間中の維持管理や修繕に要する費用は事業者負担だが、大規模修繕に要する費用は県負担となる。
選定に当たっては、施設の管理運営方針や収支計画、業務遂行能力を評価する。5月10日には現地説明会を行うことにしている。
○施設の耐震化・老朽化対策へ17年度は設計○
既存施設は、1972年の建設で老朽化が進み、耐震性の確保も求められている。このため、教育局では、しおさい棟の本館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1727平方b)と宿泊棟(同985平方b、宿泊定員100人)、さらに体育館(同925平方b)について、老朽化対策工事と耐震化工事を18年度からの2カ年で計画。17年度は設計作業を行う考えで、第1四半期の着手を目指している。
一方、やまびこ棟は、8月の完了予定で老朽化対策工事を実施中。
提供:建通新聞社